みなさん、こんにちは!みゅんです。
先日、同僚に少し深刻な相談をされました。
同僚によると、ご主人の海外赴任に帯同したお友達が、元気がないばかりか体調も悪くしているようなのです。
心配になった同僚はネットであれこれ調べて、「駐在妻はうつになりやすい傾向がある」ことを知ったそうです。
そこで、同僚は心理カウンセラーの資格を持っている私に相談をしてきました。
同僚の知りたいことは2つ。
どういうことばを掛けてあげればいいか
どうすれば彼女自身を楽な気持ちにしてあげられるのか
そこで私は次の2つのポイントについてアドバイスしました。
- 自分の状況を客観的に把握してがんばりすぎない
- うつにならないために自分でできることを試してみる
今回は、このときの経験に基づいた内容を「今、うつっぽくて悩んでいる駐在妻のあなた」と「悩んでいる方を見守っているあなた」へ向けてお伝えします。
- 駐在妻がうつ傾向なりやすい理由・チェックリスト付き
- うつ傾向で帰国を迷った時に試して欲しいこと5選
この記事が、今悩んでいる方や、周りで見守るしかない方の助けになりますように。
駐在妻がうつ傾向になりやすい理由・チェックリスト付き
最初に申し上げたいのは「駐在妻がうつ傾向になるのは、未来を見据えて前向きに生きようとしている証拠」だということです。
なので、「けっしてご自分を責めないでほしい」のです。
あなたは、なにも悪くないし、引け目を感じる必要はありません。
そんな駐在妻として限界を感じているあなた、そして元気のなくなっていく友達を見守るしかないあなたに、まずは駐在妻の現状からお話しします。
駐在妻の現地でのストレスはこんなに!
駐在妻のあなたは、たくさんのストレスにさらされています。
駐在妻がさらされているストレスは、大きく分けて以下の4つです。
- 海外での日常生活上のストレス
- 海外での人づきあいのストレス
- 海外で家族で暮らす上でのストレス
- 自分のキャリアへのストレス
悩んでいる駐在妻のあなた、思い当たることがありませんか?
悩んでいる駐在妻を見守るしかないあなた、彼女の言動からこんなストレスを感じませんか?
では、順番に見ていきましょう。
海外での日常生活上のストレス
海外で暮らすストレスとしては次のようなものがあります。
- 海外での日常生活上のストレス
-
- 日本とは勝手が違う生活スタイル、入手しにくい物が増える
- 外食や美容室など色々なシーンで日本と同程度の質のサービスを期待できない
- 気軽にできる日常の娯楽が減少する
当然のことながら、海外に行けば「文化」も違えば「常識」も違います。
分かっていても、日本で慣れ親しんだ生活を変えるのは、かなり大変なことです。
現地で円滑に安定して生活しようとすれば、表からは見えない「仕事」が増えます。
例えば、現地での日常品の買い物ひとつをとっても言葉の違いはもちろんのこと、滞在先の慣習があり、それを知ったうえで合わせなくてはいけないプレッシャー。
旅行者なら知らなくて許されることも、住んでいる人となると知っておかなくてはいけないことやルールもあるでしょう。
学校教育だってそうです。
滞在先の常識や慣習を知った上で、お子さんがよりよい学校生活を送れるように気を配る。
日本に居ても同じような気配りは必要ですが、文化や常識が異なる海外での気配りのプレッシャーは計り知れません。
普通に生活するだけでもかなりのプレッシャーがあるので、無意識のうちに神経をとがらせている方も多いのではないでしょうか。
海外での人づきあいのストレス
慣れない海外生活で、新たに人間関係を構築するのは想像以上に大変です。
- 海外での人づきあいのストレス
-
- 新しい文化・環境の中で人間関係を構築しなおさなくてはならない
- こころから信頼できる友人がいない
- 以前より人付き合いやコミュニティに縛られやすくなった
ときには、日本人同士のコミュニティーに入って力を抜くというのも効果的です。
しかし、日本人同士のコミュニティーは頼れる存在であるとともに、面倒なときもあるでしょう。
コミュニティーがせまい分、お付き合いを断るのも一苦労です。
海外で家族で暮らす上のストレス
慣れない海外では、自分以外の家族の体調にも、日本にいたとき以上に気を配るようになります。
- 海外で家族で暮らす上のストレス
-
- 海外での妊娠・出産が可能なのか、支援は受けられるのか?と不安になる
- 海外での育児や子どもの教育に関する不安やプレッシャーがある
- 家族の健康管理に気を遣う(海外では保険に入っていないと治療費などが高額になる)
- 夫の生活や仕事環境が変わることで夫婦関係が変化する
海外での生活では、日本と同じ医療が受けられるとは限りませんし、日本と異なり保険が無いと医療費も高額です。
肝心のご主人は、多くの場合、海外での激務で家族のことを振り返る時間の余裕も心の余裕もありません。
妻がいくら相談しても「妻がなんとかしてくれるだろう」と甘えていることも多いようです。
これでは、夫婦間の関係が変わって、信頼関係が揺らいでしまうこともあるかもしれません。
自分のキャリアへのストレス
日本にいる友人を見て疎外感をおぼえたり、今後のキャリアに不安を持つ方もいます。
- 自分のキャリアへのストレス
-
- 今の生活にやりがいを感じることができず、今の状況を不安に感じる
- 今後の自分のキャリアがどうなるか不安になる
駐在妻になった方の多くは、駐在妻になろうと思っていたわけではありませんよね。
それまで、日本での家族の今後や子供の教育計画を考えていた方もいらっしゃるでしょうし、ご自分の仕事をバリバリこなして今後のキャリアを思い描いていた方もいるでしょう。
ご自分のキャリアを中断して帯同してきた方は、仕事で得ていたやりがいの代わりになるものが見つからないこともあるでしょう。
「夫の海外赴任」という出来事は、妻の生活も家族の生活も一転させてしまうのです。
私の仲間の一人が、夫の海外赴任が決まったときのことをこう記していました。
「何となく思い描いていたライフプランが、ガラガラと音を立てて崩れた瞬間です。」
この言葉にすべてが詰まっている気がします。
駐在妻になって、もちろん楽しいことも沢山あると思います。
一方でストレスを感じながら、赴任先の慣習に気を配って真面目にこなしても「現地では当たり前」とされてやりがいも感じられないことも多いとか。
これでは、真面目にやればやるほど、むなしさを覚えても当然です。
でも、生活上のストレスや今後のキャリアのことを考えて、自分ではどうにもできないことに無力感や疎外感をおぼえるのは、あなたが弱いからではありません。
「駐在妻であるあなたが前向きに未来を見据えて生きようとしている」からなのです。
駐在妻として夫に帯同したけれど、現地で引きこもってしまった方もいらっしゃいます。
彼女の体験談はこちらの記事に詳しく書いてあるので、よかったら読んで下さいね。
では、これだけのストレスにさらされて、無力感や疎外感をおぼえている駐在妻の方、身体に出ている「うつ傾向」の症状に気づいていますか?
次の「うつ傾向のチェックリスト」でチェックしてみてくださいね。
うつ傾向のチェックリスト
次に、駐在妻に出やすい「うつ傾向のチェックリスト」を「ご自身の身体に出るサイン」と「周りの人が見て分かるサイン」に分けてお伝えします。(厚生労働省『みんなのメンタルヘルス総合サイト』より抜粋)
- 食欲がない
- 眠れない、過度に寝てしまう
- 胃の不快感、便秘や下痢
- めまい
- 口が渇く
- 表情が暗い
- 自分を責めてばかりいる
- 飲酒量が増える
ここでは、「海外での生活という環境の変化で起こっている」と思われがちな症状をあげました。
この中でも特に注意が必要なのは、以下の3つのサインです。
変化
考えられる理由1
考えられる理由2
1.胃腸の不調
食生活の変化
うつ傾向
2.睡眠リズムの変化
生活リズムの変化
うつ傾向
3.飲酒量の増加
付き合いで飲む機会の増加
うつ傾向
この3つの変化は、「海外生活に起因するものなのか?」「うつ傾向に起因するものなのか?」判断が難しい項目です。
逆に言えば、悩んでいるあなた自身や周りの人がこの3つのサインを見つけたら、「生活の変化によるものなのか」「心因的なものなのか」見直す必要があります。
「駐在妻のストレス」を考えれば、無力感や疎外感をおぼえて「うつ傾向のサイン」が出ることも十分にあり得るのです。
では、うつ傾向になったとき、自分で打つ手はないのでしょうか?
周りから助言してあげれることはないのでしょうか?
いいえ、試していただきたいことがあります。
次の項では「駐在妻がうつ傾向だと思ったら、帰国決断前に試してほしいこと」をお伝えします。
うつ傾向で帰国を迷った時に試してほしいこと5選
駐在妻のあなたが、うつ傾向の症状や自覚症状に悩んでいて帰国するかどうか迷った時、試してほしいことを5つお伝えします。
そして、悩んでいる駐在妻を見守っている方、この試してほしいことを彼女に伝えてあげてくださいね。
- 日光(朝日)をあびる
- 夫(現地に居る家族)と話し合う
- コミュニティーに参加する
- 駐在先で旅行をする
- オンラインでカウンセリングを受ける
この「試してほしいこと5つ」は、上から取り入れやすい順に並べています。
では、順番に見ていきましょう。
日光(朝日)をあびる
意外かもしれませんが、「日光(朝日)をあびる」ことは、気持ちが落ち込んでいるときにとても有効な手段です。
日光(朝日)をあびると、いろいろな効果が得られます。
得られる効果と効能は以下の通りです。
日光(朝日)を浴びて得られる効果 | 効能 |
セロトニンの分泌と促進 | こころを安定させる |
メラトニンの分泌量の調整 | 睡眠サイクルをリセットする |
ビタミンDの生成 | 免疫機能を保持する |
順番に解説します。
人間は、脳内のシナプスで神経伝達物質であるドーパミン(喜び、快楽)、ノルアドレナリン(恐れ、驚き)などを合成し、これを細胞に伝えることで感情を表現しています。
この神経伝達物質をコントロールして、こころを安定させるのがセロトニンという物質です。
「気持ちが激しく落ち込む」などの症状は、セロトニンが不足しているためと言われています。
セロトニンは、朝、脳の覚醒と同時に分泌を開始し、視覚からの光刺激によって合成が促進されます。
このため、日光(朝日)を浴びると「セロトニン」の分泌が促されて、「こころが安定する」のです。
早起きはちょっと大変と思うかもしれませんが、日常に取り入れやすい方法なので試してみてくださいね。
特に朝日を浴びることは、体内時計がリセットされ眠りのホルモン「メラトニン」の分泌量が調整されます。
「眠れない」などの症状にも効果的です。
そして、もう1つ。
人間は日光を浴びることで自ら「ビタミンD」を作り出します。
ビタミンDは免疫機能を保持するのに重要で、不足すると「なんだかいつも疲れている」などの症状が出ることも。
いつも疲れていると、気分も塞ぎがちになりますよね。
ビタミンDは、日光浴で生成できます。
早起きがつらい方は、昼間の日光浴から始めてみては?
この3つの効果がある「日光(朝日)をあびる」ことは、日常生活で試しやすい方法なので、ぜひお試しくださいね。
夫(現地に居る家族)と話し合う
次に試してほしいのが「夫(現地に居る家族)と話し合う」ことです。
駐在妻がうつ傾向になりやすいのは、「家族の問題」も大きく関係しています。
駐在妻という特殊な立場に慣れて生活するのは、並大抵なことではありません。
「今の辛い状況や気持ち」を包み隠さず伝えてみましょう。
夫の仕事が忙しくて取り合ってくれないなどという状況もあるかもしれません。
そのときは、手紙でもいいので「あなたの状況」を伝えましょう。
全ての問題が解決するとは限りませんが、解決の糸口が見つかるかもしれません。
夫(現地に居る家族)と話し合い、あなたの状況や気持ちを素直に伝えてみましょう。
コミュニティーに参加する
家族と話すことはもちろんですが、他人と話すことも大切です。
ここでは、以下の3つの例をお伝えします。
- 現地のコミュニティーを活用する
- SNSを利用する
- 趣味や勉強のコミュニティーに参加する
現地のコミュニティーを活用する
現地で気のおけない友人がいる、現地の仲間のコミュニティーに参加しているなど、すでに話せる環境が整っている方は悩みを打ち明けてみましょう。
自分のこととして言いづらければ、誰かに相談されたという形でもいいでしょう。
他の人の客観的な視点はとても重要です。
中には、「あ!私も私も!!私は、○○してみたよ~」とアドバイスをくれる方もいるかもしれません。
SNSを利用する
現地でのお付き合いに疲れた方には、ほどよい距離を保ってのSNSや趣味のコミュニティーの利用をおすすめします。
SNSは怖いと思われるかもしれませんが、使い方によってはとても頼もしい存在です。
例えばTwitterで「#駐妻」で検索するとまとめたページが出てきます。
このように、みなさん、駐在妻にまつわる色々なことをつぶやいています。
みなさん、日本に居る私たちからは想像できない駐在妻ならではの色々な悩みをお持ちなんだと思います。
皆さんの考えを読んで気持ちがすっきりすることもあると思いますし、同じような境遇の方に相談してみるのもいいかもしれません。
必要があれば非公開アカウントにして、ご自分の気持ちをひたすら綴るのもいいかもしれません。
いずれにしても、ほどよい距離間で利用するのはおすすめです。
趣味や勉強のコミュニティーに参加する
趣味や勉強のコミュニティーに参加して、今の環境から気持ちを離すこともおすすめです。
例えば、スポーツならルールは万国共通です。
現地のコミュニティーに入って言葉があまり通じなくても、ルールに関する単語だけでもマスターすれば楽しめます。
同じように何かに特化したコミュニティーであれば、その分野に必要な単語だけマスターすれば、あとは身振り手振りでコミュニケーションできます。
もちろん、web上の趣味のコミュニティーもおすすめです。
webであれば、日本人で同じ趣味を持つ方、海外の方など、様々な方と触れ合う機会が作れます。
私の仲間の中には、「ワンコ」を通してブラジルやイタリアなど英語が母国語ではない人たちと、お互い慣れない英語でのやりとりを楽しんでいる人もいます。
お互い慣れない英語なので、単語だけだったり、文法が間違えても恥ずかしくないそうです。
趣味に没頭している時間は、今の環境から気持ちを離す時間になりますので、こころを少し休ませることも出来ます。
また、帰国後のキャリアを考えている方には、勉強のコミュニティーをおすすめします。
オンラインで、例えば英語を学ぶ、PCスキルを磨く、資格の勉強をするなど講座もたくさんあるので、これまで日本では時間がなくてできなかったことにチャレンジするのもいいですね。
ただし熱中しすぎると、疲れていたこころが違うことでまた疲れてしまうのでほどほどに。
そして、あなたがwebライティングやブログなどに興味を持っているなら「ライティング」の勉強をするのもおすすめです!
実は、私が所属しているSNTというライティングサロンもwebコミュニティーです。
ライティングサロンSNTは、サロン内での実践的なライティングの勉強やブログの運営、さらに(なんと!)参加無料の「書人百花部」の運営などを手掛けています。
運営している私が言うのもなんですけれども、「女性限定のサロン」なのに女性特有のギスギスした感じやマウント的な言動はありません。(笑)
これは、みんなが「ライティングを学ぶ」という共通した目的を持って、同じ方向を見ていることが大きいと思います。
メンバーは、会社員の方、専業主婦の方、子育て中の方、そして海外在住経験者の方もいます!
少しでも興味があったら、覗いてみて下さいね。
勉強以外にも気分転換にリモートワークをする方もいらっしゃいます。
リモートワークなら体調に合わせて、時間や内容を調整できるので無理しない程度にトライするのもいいと思います。
駐在妻のリモートワークの探し方などはこちらの記事に詳しく書いているので、よかったら読んでみてくださいね。
駐在先で旅行をする
少しの間でも環境を変えることもおすすめです。
駐在先で旅行に出ましょう。
滞在先の国内の全く違う地域や、思い切って海外旅行もおすすめです。
一時的でも、あなたの身体とこころを今の環境から完全に切り離して、非日常を味わいましょう。
少し離れてみると、ご自分がいる場所の良さを再発見できるかもしれませんね。
海外在住者向けの海外旅行サイトは、たくさんありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
例えば、イタリア旅行専門の「ITALIA EXPRESS」などがあります。
オンラインでカウンセリングを受ける
家族や友人などには話したくない方、話してもモヤモヤが残る方や、不安が大きく専門家の意見を聞きたい方には「オンラインでカウンセリングを受ける」ことをおすすめします。
海外からでも受けられる「オンラインカウンセリング」の一例を以下に示します。
サービス名 | 方法 | 料金 | 話をする | アドバイスが受けられる |
海外 こころのヘルプデスク | Zoom | 無料 | ||
海外こころの相談機関 | 面談・電話・メールなど (センターごとに異なる) | 有料 | ||
オンラインカウンセリング cotree(コトリー) | ビデオ通話、電話 テキストメッセージ | 有料 | ||
うららか相談室 | Zoom 文字によるメッセージ カウンセリング | 有料 |
なお、おすすめ度は×<○<◎です。
知らない人に話を聞いてもらうだけでも、こころが楽になることもあります。
ここでお知らせした5つの方法は、帰国直前の方や帰国後の方でうつっぽい方にもおすすめです!
この5つを試しても改善せず、うつ傾向になってしまった状態でも海外に滞在していなくてはならないのでしょうか?
そんなことは、決してありません。
次に「駐在妻が帰国するタイミング」についてお話しします。
駐在妻が帰国するタイミングは?
駐在妻であるあなたご自身が「あれ?おかしいな?」と思ったら、おこなってほしいステップをお伝えします。
また、うつ傾向の駐在妻を見守るあなたが「彼女の様子がおかしいな」と思ったら、このステップを伝えてあげてくださいね。
ご自身の身体に出るサインはもちろん、家族に協力してもらって周りが見て分かるサインもチェックしましょう。
改善が見られれば、しばらく様子をみましょう。
改善される様子がなければ、次のステップ3に進みましょう。
ご両親や友人は、あなたのことをよく知っているので、いつもと様子が違うことに気づいてくれる可能性大です。
特に日本にいる友人は、あなたのことをよく知っているうえに、客観的に見てくれる頼れる存在です。
恥ずかしがらずに、丁寧に客観的事実を伝えるのがコツ。
もちろん、事実を述べた上で、ご自分の感情も話しましょう。
ステップ3まで進んでも改善されず、うつ傾向のチェック項目の症状などが続くようでしたら、思い切って帰国してもいいと思います。
とは言え、悩んでいる駐在妻の方の多くは、帰国を望んでいないのが現実ですよね。
でも、よく考えてみてください。
あなたの身体もこころもあなたのものなのです。
あなたが守ってあげるものです。
完全に帰国するのが、どうしても気が引ける方は一時帰国してみてはいかがでしょう?
なお、帰国もしくは一時帰国する際には、ご自分の体調の記録など持ち帰り、医師に相談されることをおすすめします。
メンタルケアの分野ではオンライン予約やオンライン相談ができる病院もありますので、あらかじめ相談や予約をしておくと、帰国後もスムーズです。
なるべく早く一度診察を受けた方がいいので、できれば滞在中に予約しましょう。
【まとめ】駐在妻のあなたの気持ちが少しでも楽になるために
悩んでいる駐在妻のあなた、悩んでいる駐在妻を見守っているあなたに向けて「駐在妻がうつになりやすい理由やチェックリスト」と「帰国を迷った時に試してほしいこと」などをお伝えしてきました。
もう一度振り返りましょう。
- 駐在妻がうつ傾向になりやすい理由
-
- 海外での日常生活でのストレス
- 海外での人づきあいのストレス
- 海外で家族で暮らす上のストレス
- 自分のキャリアへのストレス
- うつ傾向のチェックリストを活用する
-
「身体に出るサイン」と「周りの人が見て分かるサイン」を見逃さず、サインがあれば見直す
- 帰国を迷ったとき試してほしいこと5つ
-
- 日光(朝日)をあびる
- 夫(現地に居る家族)と話し合う
- コミュニティーに参加する
- 駐在先で旅行をする
- オンラインでカウンセリングを受ける
- 帰国や一時帰国も視野に入れる
-
「駐在妻が帰国するタイミング」のステップを参考にして、帰国や一時帰国を検討する
帯同先でこころの調子をくずしたとしても、帰国したとしても、けっして「ご自分を責める必要はありません」。
「駐在妻がうつ傾向になるのは、未来を見据えて前向きに生きようとしている証拠」です。
周りの方からもぜひ声をかけてあげてください。
疲れたら一休みしたっていいんです。
疲れたら一旦帰国したっていいんですよ。
この記事で、駐在妻のあなたのお気持ちが少しでも楽になりますように。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。