子どもが生まれて一緒に過ごせるのは嬉しいけど、毎日やることに追われて疲れてしまうわ。
夫は仕事で忙しいからなかなか頼れないし……。
ワンオペ育児をしていると、孤独を感じてつらいです。
ワンオペ育児をしている専業主婦の皆さま、お疲れさまです。
家事や育児には体力が必要ですし、毎日やることが多いので大変ですよね。
皆さまのなかには「夫の帰りが遅い」「周囲に頼れる人がいない」などの理由で、毎日ひとりで家事や育児をされている方も多いのではないでしょうか。
家にいるからといって決して時間を持て余しているわけではないのに、周囲の理解や協力が得られずにもやもやとした気持ちを抱えてはいませんか?
この記事では、ワンオペ育児をされている専業主婦の方が疲れを感じてしまう原因や、乗り切る方法などをご紹介します。
- 専業主婦がワンオペ育児に疲れを感じる原因
- ワンオペ育児経験がある専業主婦のお悩み(アンケート結果)
- ワンオペ育児中の自分時間の作り方やリフレッシュ方法(体験談)
- 家にいながら社会とつながる方法
私が所属しているライティングサロンSNTには、専業主婦として子育て経験がある方も多く所属しています。
ワンオペ育児についてアンケートをとりました!
リアルな声をご紹介しますね。
ぜひ最後までお読みください。
ワンオペ育児に疲れたと感じる原因
子どもが小さいうちは何かと手がかかるうえに目を離すこともできず、毎日ぐったりしてしまいますよね。
例えば、以下の状態が続くと体や心を休める時間が取りづらく、慢性的な疲れの原因になることが考えられます。
- 子どもの夜泣きや授乳で睡眠不足の状態が続いている。
- 周囲に頼れる人がいない。
- ワンオペで育児をしないといけない。
- 気軽に出かけることができない。
他にも、専業主婦の方は専業主婦の方がおちいりやすい悩みが疲れの原因になっている場合があるかもしれません。
専業主婦ならではの疲れの原因を見てみましょう。
専業主婦の大変さを理解してもらえない
専業主婦の仕事は年中無休。
毎日やることがたくさんあります。
食事の支度に掃除や洗濯、子どのお世話に買い物など、毎日やることに追われて、ほぼ自分の自由な時間なんてないです。
子どもが小さいうちは目が離せないし、トイレだって自由に行けないときがあります。
とはいえ、決まった時間に外に働きに出るわけではないため、周囲からは時間があると思われがちなのがつらいところ……。
「家にいるのだから家事と育児をすべてこなすのが当たり前」とされ、大変さを話すと「甘えている」などと言われた経験がある方もいらっしゃるかもしれません。
私の友達の専業主婦の子は「毎日やることはいっぱいあるのに『専業主婦は時間に余裕があるでしょう?』と言われた経験がある。そんなことはないのにな……とつらい気持ちになった。」と嘆いていました。
大変さを理解してもらえないと、周りの人に頼りにくくなりますよね。
忙しくても自分ひとりでかかえこむことが、疲れを積み重ねる原因になってしまいます。
人と交流する機会が少なく孤独を感じる
ワンオペで育児をしていると、家から出るのがなかなか難しいときがありますよね。
特に子どもが小さいうちは出かけるだけで一苦労です。
連れて出るまでの準備が大変だったり、一緒に出かけても思うように動けなかったりします。
一人で子どもを連れて出る大変さを考えると、外に行く気力を失い、家で過ごす時間が多くなりがちです。
家事や育児など目の前のことに追われて毎日が過ぎていきます。
気づいたら何日も外に出ていなかったなんてことがあります。
頼れる人や話ができる人が身近にいればいいのですが、家で過ごす時間が多くなると、人と交流する機会は減ってしまいますね。
ワンオペ育児でなかなか外に出かけられずに人と交流する機会が減ると、ストレスや孤独を感じる人は多いでしょう。
吐き出せない悩みをかかえてしまうことが、疲れを感じる一因につながるのではないでしょうか。
息抜きの時間がとれない
ワンオペ育児中で自分の時間がなかなかとれないと、たまには息抜きしたいと思うときがありますよね。
子どもを預かってくれる人がいれば息抜きしやすいですが、ワンオペ育児だと一人の時間を設けることはなかなか難しいです。
毎日家事や育児に追われる生活では息抜きさえ難しく、疲れがたまってしまいます。
健やかな体や心を保つためには、気持ちを入れ替えることが大切です。
息抜きや気分転換ができず、「大変」だと感じることが絶えず続くとストレスがたまります。
やがて心や体が疲れてしまう原因になりますよ。
SNT所属の専業主婦の方は、育児中に息抜きをしながら疲れをためない工夫をされていました。
後ほど、どのように息抜きをしていたかの体験談をご紹介しますので、参考にしてくださいね。
一人でかかえこみすぎてしまう
専業主婦は大変さを理解してもらいにくいため、「人に頼りにくい」と思われる方が多いようです。
ですが、体力的な辛さや悩みを無理してひとりでかかえこむのは危険です。
ワンオペ育児でいろいろなことを一人でかかえこみすぎると、気づかないうちに心や体に疲れがたまり、心身ともに追い詰められてしまいます。
思い切って「大変だから助けて」と声を上げたり、人に相談したりすると、解決することもありますよ。
一人でいろいろかかえこみすぎていたときは、毎日疲れていたわ。
でも、夫に相談したら育児に協力してくれるようになりました。
思いきって相談して良かったです。
私はママ友に悩みを相談したら、同じような悩みを持っていることがわかり、自分だけじゃないとほっとした経験があります。
お互いの悩みに共感できたときは、気持ちがすっきりしました。
育児は一人でするものではありません。
「皆で子どもを育てる」という意識で夫や周囲の人に相談することが、ときには必要です。
以下の記事は、ワンオペ&フルタイムのワーママに宛てて書いた記事ですが、いつになったら子育て期のキツい状況から楽になれるかについてご紹介しています。
ワンオペ育児は当たり前?専業主婦の悩み(アンケート結果)
ここからは、SNTメンバーの中で専業主婦として育児を経験された方を対象にしたアンケート結果をご紹介します。
11人の方の協力で、以下の5つの質問に答えていただきました。
1. 専業主婦の方で、育児を人に頼るのに罪悪感を感じたことはありますか?
2. 1で「はい」と答えた方はどのようなことに罪悪感を感じましたか?
3. 夫に育児を頼むとしたら何をお願いしますか?
4.今までに「専業主婦はワンオペで育児をするのは当たり前」と感じる発言をされたり、他の人が言われているのを聞いた(見た)りしたことがありますか?
5.4で「はい」を選択された方へ
実際に言われたり聞いた(見た)りしたとき、どのように感じましたか?
アンケート結果をもとに、専業主婦の方の悩みの原因をみていきましょう。
育児を人に頼るのに罪悪感を感じたことがある
最初に「育児を人に頼るのに罪悪感を感じたことがあるか?」と質問しました。
その結果……。
アンケートに答えてくださった約6割の方が「育児を人に頼るのに罪悪感を感じたことがある」と回答しています。
どのようなことに罪悪感を感じるかも見てみましょう。
一番多かった意見は「育児に専念する時間があると思われていること」で、約6割の方が回答しています。
次に多かったのは「収入がないこと」、続いて「外で仕事をしていないこと」という結果でした。
その他として挙げられた意見は以下のふたつです。
- 「育児は母親がやるものだと思われていると人には頼りにくい」
- 「夫は朝から晩まで働いているのに対し、育児以外では自由に過ごす時間があるから頼りにくい」
専業主婦の方は「育児を人には頼りにくい」と考えており、ひとりで頑張っている方が多いと改めて実感じました。
夫にお願いできる育児内容
頼りにくいと感じているなかでも、パートナーである夫にはどんな育児なら頼れるのか質問しました。
一番多かったのは「子どもとの遊び」です。
次は「お風呂」、続いて「食事の補助」という結果でした。
グラフには出ていませんが、複数回答として「寝かしつけ」も頼むという方もいらっしゃいました。
夫に一番頼みやすい育児が「子どもとの遊び」。
遊びは頼めても、お世話を頼むのは難しいと感じている人が多いのかもしれません……。
「専業主婦はワンオペで育児をするのが当たり前」と言われたことや見聞きしたことがある
専業主婦の方がワンオペ育児になりやすい一因は、「周囲の人に頼りにくいと感じているから」だと考えられます。
実際にアンケートで「「専業主婦はワンオペで育児をするのが当たり前」と言われたことや、人が言われているのを見聞きしたことがあるか」と質問をしたところ……。
回答してくださった半数以上の方が、言われたことや、人が言われているのを見聞きしたことがあると回答しています。
言われたときにどのように感じたかも見てみましょう。
- 育児は夫婦でするものだと思うので、憤りを感じた。
- ワンオペ育児で一人の時間がないつらさを経験してから言って欲しいと思った。
- 腹が立った。
- 自分には根性がないのかと感じた。
- 遠回しに嫌味を言わないで欲しいと思った。
- 自分自身もワンオペ育児が当たり前だと思っていた。実家も頼れたので辛くはなかった。
「専業主婦はワンオペ育児が当たり前」という発言に憤りを感じている方が多いですね。
家事や育児は想像以上に大変にもかかわらず、周囲の理解が得られないとなると、疲れてしまうのは頷けます。
ワンオペ育児の乗り超えかた(体験談)
続いて、「ワンオペ育児経験者がどのように乗り越えてきたか」の体験談をご紹介します。
同じくSNTメンバー11人の方に2つの質問に答えていただきました。
1.自分の時間を確保する方法
2.疲れたときのリフレッシュ方法
ひとつずつ見ていきましょう。
自分の時間を確保する方法
「自分の時間を確保する方法」についてお聞きしました。
主な意見はふたつです。
- 子供に手がかからない時間を利用する
- 家事の負担を減らして時間を作る
なかでも一番多かった意見は「子どもが寝ている時間に自分のことをする」でした。
お子さんより早く起きたり、昼寝中や夜寝た後の時間を利用したりしながら、自分の時間を確保している方が多いようです。
「夫が休みの日に子どもと遊んでいる時間を利用する」という意見もありました。
お子さんが起きている間は、自分の時間を確保するのは難しいと考えている方が多い印象を受けました。
他の解決策として、以下の方法で家事の負担を減らし、自分の時間を確保している方もいらっしゃいました。
- 「料理は宅配ミールキットを使う」
- 「買い物は週末にまとめて行く」
- 「手抜きできることは気にせず手を抜く」
買い物や料理の下ごしらえなどにかかる時間を減らすことで確保できる自分時間は、積み重ねると大きいですね。
まとめて行える家事はまとめて行い、利用できるものは利用した方が、自分の時間は増やせそうです。
すべてを完璧にこなそうと思うと家事と育児で一日が終わってしまいますよね。ときには手を抜くことも大切だと感じました。
育児に疲れたときのリフレッシュ方法
「育児に疲れたときのリフレッシュ方法」を聞いてみました。
一番多かった方法は「ママ友など、共感しあえる人とのおしゃべり」でした。
辛さや悩みを分かってくれる人とのおしゃべりは、一番ホッとできる時間かもしれませんね。
その他、おしゃべり以外のリフレッシュ方法もご紹介します。
- 紅茶やお菓子を用意して、ティータイムの時間を楽しむ
- 子どもが寝ているときに本を読んだり、ゲームをしたり、推し活をしたりと自分の好きなことをする
- 夫が休みの日は子どもを見てもらい、一人の時間を設けてショッピングなどを楽しむ
- 子どもと一緒に昼寝をしたり、歌を歌ったりする
- お風呂に早めに入って、リラックスする
- 実家に子どもと泊まりに行く
たまの外出はもちろん、ゆっくりお風呂に入ることやティータイムの時間を設けることなども、リフレッシュにはいい方法ですね。
息抜きや気分転換の時間が全く取れないと、疲れをためこみ、心や身体の健康に悪影響を与えることもありえます。
疲れをためないためには、リフレッシュ時間が必要です。
ご自分に合ったリフレッシュ方法を見つけてください。
育児や家事をがんばっている自分がホッとできる時間をぜひ作ってみてくださいね。
家にいながら社会とつながる方法
ワンオペ育児をされている専業主婦の方の精神的な疲れの原因をあらためて見てみましょう。
- 「専業主婦は育児に専念する時間があるから、ワンオペ育児が当たり前」と周囲に思われやすいこと。
- 人と交流する機会が少なく孤独を感じやすいこと。
- 子育て中心だと息抜きの時間が作れないこと。
原因が記事で触れた上記のことであれば、社会と接点を持つことで解決できるかもしれません。
特に在宅ワークは、収入も得られて人と関わることができるのでおすすめです。
なかでも、いちばん私がおすすめするのは「webライター」です。
なぜ「webライター」のお仕事をおすすめするのか理由をあげてみますね。
- 家にいながら仕事ができる
- いろいろなテーマで記事を書くことで多くの情報を得られ、社会とのつながりを感じやすい。
- チャットワークやメールなどで、編集者さんや他のライターさんとの交流が可能。
- 育児以外のことに目を向けられ、息抜きにつながりやすい。
- 知識や自分にできることが増えるため、自信につながる。
私が所属するSNTには、子育て中の専業主婦のライターさんがたくさんいらっしゃいます。
チャットワークなどで他の方との交流を楽しみながら、皆さん活き活きと活躍されていらっしゃいますよ。
興味がある方はこちらを見てみてくださいね。
【まとめ】自分自身を大切にしながらワンオペ育児を乗り切ろう!
ワンオペ育児は、毎日大変です。
専業主婦がワンオペ育児で疲れ感じる原因をまとめてみました。
- 専業主婦の大変さを理解してもらえない
- 人と交流する機会が少なく孤独を感じる
- 息抜きの時間がとれない
- ひとりで抱え込みすぎてしまう
ワンオペ育児経験がある専業主婦の方を対象としたアンケート結果から「悩み」や「乗り越えかた」が見えてきました。
- 育児を人には頼りにくいと思っている人が多い
- 「専業主婦は育児に専念する時間があると思われている」と感じ、人には頼りにくいと思っている
- 夫に一番頼みやすい育児は「子どもとの遊び」
- 「専業主婦はワンオペ育児が当たり前」という発言を、半数以上の方が実際に言われたことや、人が言われているのを見聞きしたことがある。
- 子どもが寝ている間は自分の時間にあてる
- 買い物はまとめて行く、ミールキットを利用するなど、家事にかかる時間を減らして自分の時間を作る
- ママ友など、理解し合える人とのおしゃべりでリフレッシュする
- 一人での外出が難しいときは、ゆっくりお風呂に入ったり、ティータイムの時間を設けたりしてリフレッシュする
ワンオペ育児には疲れをためない工夫が必要です。
思い切って人に頼ったり、家事を手抜きしたりしてみませんか?
自分の時間を確保し、疲れたときのリフレッシュ方法を持つことは、気持ちを切り替えるきっかけになりますよ。
また、在宅ワークなどで収入を得ながら社会とのつながりや人との交流の機会を増やすのもいいですね。
自分自身のことを大切にしながら、ワンオペ育児を乗り越えていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。