「ワンオペ」と聞くと「ワンオペ育児」を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか?
実は仕事場でもコンビニや飲食店、事務職など業種は問わずワンオペな状況になり問題になっています。
一人で業務を行うことで過剰なストレスを抱え、知らず知らずのうちにあなたに悪影響を及ぼす可能性があるのです。
無理をして働き続ければ、心の病気に発展してしまうかもしれませんよ。
仕事をする目的は人それぞれあると思いますが、まずは「生活のため」という方がほとんどではないでしょうか。
しかし仕事で心の病気になり生活がままならなくなっては、本末転倒ですよね。
ワンオペな仕事状況について悩んでいるなら、今のうちにあなた自身の働き方について真剣に考えてみませんか?
- ワンオペな仕事状況での問題点を認識できて、働き続けるべきか否かがわかる
- 働き方の多様性を知ることができる
また「今の仕事を辞めたいけれど辞められない」という方へ向けて、心理カウンセラーの資格を持つ私が罪悪感との向き合い方についてのアドバイスもしています。
ワンオペとはどんな仕事状況?
ワンオペとは「ワン・オペレーション」の略で、ひとつの作業を一人で行う状態をいいます。
仕事のワンオペは、一定時間一人で全ての業務をこなすことです。
例えば店舗の業務を任された場合、お客様への対応(商品説明や商品の提供、お会計など)から、品出しなどの準備まで、全ての業務を一人でしなくてはなりません。
ワンオペな仕事の3つの問題点
激務になりやすい、仕事でのワンオペ。
問題点は、次の3つがあります。
- 精神的・身体的な負担が大きい
- 思うように休みがとれない
- 防犯面が手薄になるリスクがある
ワンオペな仕事状況の問題点を知り、どうしたらいいのか次のステップのために役立ててくださいね。
精神的・身体的な負担が大きい
ワンオペな仕事状況では、まず心と体に大きな負担をかける可能性が高いです。
精神面と身体面でどのような負担が生じるのか、詳しく解説しますね。
精神的な負担
ワンオペな仕事状況では仕事量が多くなる傾向があります。
キャパオーバーになり仕事が遅れることやミスが増えることで、自己嫌悪に陥りやすくなります。
また、忙しい仕事だからこそ引継ぎや教育が満足にされないまま、ワンオペになることもあります。
仕事を覚えることだけでも大変なのに、さらに仕事内容を自分で調べなくてはいけない状況は相当なストレスとなるでしょう。
仕事がワンオペな環境は自信喪失しやすく、過剰なストレスがかかりやすいのです。
身体的な負担
心と体は繋がっていますので、精神的な負担から体調にも異変が出てきます。
- 眠れなくなる
- 抵抗力が弱まり風邪などひきやすくなる
- 腹痛や吐き気など
睡眠不足や体調不良で仕事をしても仕事の質やスピードは落ちますので、仕事が片付かず体の負担はどんどん加速していくでしょう。
悪循環のループにハマれば、心も体もますますボロボロになっていきますよ。
思うように休みがとれない
体調を崩したときや気分転換に旅行に行きたいと考えても、ワンオペで勤務する人が他にいなければ「休みたい」とは言いにくいですよね。
しっかりと休息できれば精神的身体的な負担も回復しやすいのですが、休みがとりにくいために心と体の負担はさらに大きくなっていきます。
また今後子どもが欲しいと思ったときに、妊娠中に体調が悪くなった場合の早退や休暇の申し出、産休や育休も取りにくい可能性があります。
思うように休みがとれない状況は、あなた自身が無理をする羽目になりやすく、あなたの望む人生を歩みにくくするのです。
防犯面が手薄になるリスクがある
ワンオペな状況だと細かいところに目が届きにくくなるので、店員の目を盗んで万引きや無銭飲食が行われやすいでしょう。
さらに防犯面が手薄になっているところに目をつけられ、強盗に入られる可能性も高まります。
対応の相談や助けを求めるのに時間がかかるため、あなた自身が危険にさらされるリスクがあるのです。
ワンオペな仕事を辞めたい人へ送るアドバイス
問題点を知ったとしても、辞めたいけれどやはり辞められないと思っている方もいるのではないでしょうか。
私が辞めたら残る人たちが困るはず……
散々ミスをしたにもかかわらず、働かせてもらっているし……
責任感が強いあなたは、辞めることに罪悪感を感じるかもしれませんね。
ここではワンオペな仕事を辞めることに二の足を踏んでしまうあなたに、2つのアドバイスをお伝えします。
- 罪悪感を手放そう
- あなたに合う働き方を探そう
あなたの心が軽くなるお手伝いと、あなたの可能性を広げるお手伝いをしますね。
罪悪感を手放そう
ワンオペがしんどいから仕事を辞めたいけれど辞められないと悩むあなたは、とても協調性が高くて自分のことよりも人のために頑張ってしまう優しい人なのですね。
辞めることに罪悪感を感じてしまうあなたに、考えて欲しいことがあります。
そもそもワンオペな仕事状況になっている原因は、どこにあるのでしょう?
原因は、店長や上司ではないでしょうか。
人を募集しても応募がないなどの事情はあるかもしれません。
しかし状況を改善するように努力するのは、責任者である店長や上司の仕事です。
誤解しないでいただきたいのですが、決して店長や上司を責め立てろと言っているわけではありませんからね。
原因をしっかり認識することで、少し冷静になり客観視できるようになれます。
背負う必要がないことをあなたが背負おうとしていることに気付けるので、罪悪感を和らげることができますよ。
あなたに合う働き方を探そう
少し気持ちが軽くなったら、次の一歩を踏み出すことを考えてみましょう。
まずは、働き方について整理しますね。
「働き方」と聞いてまず頭に思い浮かぶのは、会社やお店などに雇用されて働くという方法ではないでしょうか。
次に浮かぶのが自分の好きなことを仕事にしたいと考え、独立する方法。
しかし専門学校に通ったり、仕事の中で実務を学んだり、知識や技術を習得するまでにはかなりの時間を要します。
そこで私がおすすめする働き方が、在宅ワークです。
特技などを提供する人と、それを必要とする人がネットによって繋がり、仕事をすることが可能なのです。
在宅ワークの種類は、ハンドメイド作家、webライター、翻訳、プログラマーなどがあります。
私には、特技なんてないよ!
特技がないというあなたも大丈夫ですよ!
ネット上には、スキルやノウハウを身につけられるサロンやコミュニティというものが多くあります。
実際に私はSNTというライティングサロンに入り、webライターの知識を学んで収入を得られるようになりました。
専門学校や誰かの下で学ぶなど、どこかに通うのとは違いネット上のサロンやコミュニティなら、あなたの都合のよいときに学ぶことが可能ですよ。
「webライターってなにするの?」と思われた方は、こちらの記事に詳しく解説していますのでご覧ください。
ワンオペの仕事に疲れたら|在宅ワークのメリット・デメリット
始めやすいと言われても、一歩を踏み出すのは怖いものですよね。
まずは在宅ワークのメリットとデメリットを知り、あなたに向いているのか判断してくださいね。
在宅ワークのメリット
在宅ワークもいろいろありますが、共通する特徴は次の3つになります。
- 自由に時間を調整できる
- 人間関係のストレスが少ない
- 仕事する場所を選ばない
自由に時間を調整できる
在宅ワークなら「今日は体調が悪いから、仕事量は控えめにして明日にまわそう」など、自分の体調に合わせてその日の仕事量を調整することもできるのです。
また子育て中の方では、よくあるのが「お子さんが熱を出しました」という保育園からの急な呼び出し。
「迎えに行ってあげたいけれど、すぐに行ってあげられない」なんて経験をされた方も多くいらっしゃるでしょう。
在宅ワークならお迎えの対応がしやすいですし、お子さんを看病しながら仕事をすることも可能です。
人間関係のストレスが少ない
会社やパートに出勤すれば聞きたくない誰かの悪口や噂話を聞かされたり、合わない上司や同僚がいたりして、業務以外のことで疲れることがありますよね。
在宅ワークならクライアントやお客様とのやり取りは、メールやコミュニケーションツールで行いますので人間関係の煩わしさは減少します。
仕事をする場所を選ばない
業種にもよりますが在宅ワークの場合、自宅はもちろんカフェや図書館など、パソコンとネット環境が整っていればどこでも仕事が可能です。
作業に集中しやすい環境を自由に選べることや、出先でのちょっとした待ち時間などでも仕事を進められるのが在宅ワークの大きなメリットでしょう。
「ノマドワーカー」という言葉を聞いたことがありませんか。働く時間や場所に拘束されない働き方をいいます。
「ノマドワーカー」については、こちらの記事に詳しく解説していますのでご覧ください。
在宅ワークのデメリット
在宅ワークも良いことばかりではありません。
デメリットは次の3つです。
- 自己管理が難しい
- 収入が安定するまで時間がかかる可能性がある
- 時間を作るのが難しい
自己管理が難しい
テレビやスマホ、ゲームに本など、身の回りには誘惑がたくさんあります。
例えば、やらなくてはいけないことがあるのに「録画した昨日のドラマが気になるから、観てからやろう」と思っていたら、そのままダラダラと過ごしてしまったということがありませんか。
ただ単に気分が乗らない、という日もあるでしょう。
誰かの視線がないので怠けることがいくらでも可能なため、在宅ワークをする上では自分を律することが非常に重要です。
オンとオフの切り替えを意識して、メリハリをつけることがポイントですよ。
収入が安定するまで時間がかかる可能性がある
雇われて働くときは、初日分から給与をもらえます。
「仕事を覚えていないから初日から5日間までの給料は出さない」ということは、あり得ませんよね。
しかし在宅ワークでは、始めた日からすぐに収入を得るというのが難しいです。
例えば私がやっているwebライターの場合、収入を安定させるには企業やクライアントから継続して仕事を受注できることが重要です。
クライアントの要求に応えるためのスキルや知識を身につける必要があり、スキルアップには時間がかかるので収入に結びつけるまでが大変なのです。
収入が安定するまで時間がかかることを念頭に置いて、コツコツと続けることが大切です。
時間を作るのが難しい
収入が安定するまで時間がかかるのなら、人によっては今の仕事または別の仕事をしながら在宅ワークの作業をしていく可能性があります。
いかにして在宅ワークの作業時間をつくれるかが大きな課題になります。
また子育てしている方は家事や育児に追われて、さらに在宅ワークの時間をつくるのは大変でしょう。
まとまった時間をつくるのが難しい方は、隙間時間をいかに使うかを考えるといいですよ。
隙間時間の使い方を知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。私が所属しているSNTで、本業をしながら子育てと副業でwebライターをしているお二方の時間の使い方をご紹介しています。
一人でスキルや知識を身につけるのは限界があるので、サロンやコミュニティに入って情報を得たり相談したりできる環境に身をおくといいですよ。
私が所属するライティングサロンSNTでは、似た状況の人が頑張っている姿に刺激をもらえることで、やる気が得やすく自己管理や作業時間の工夫にも励みやすいのです。
また執筆した記事は毎回添削してもらえるので、独学で行うよりも上達しやすいため早く収入につなげられますよ。
ワンオペな仕事を理解して働き方を自由に選ぼう
今回は、仕事におけるワンオペとは何かという解説と、在宅ワークという働き方について紹介しました。
ワンオペな仕事状況の問題点は3つ。
- 精神的身体的な負担が大きい
- 思うように休みがとれない
- 防犯面が手薄になるリスクがある
もしワンオペな仕事状況がしんどいなら、無理しないで辞めていいんです。
辞めたいけど辞められないと思っているなら罪悪感を手放して、あなたに合った働き方を見つけましょう!
働き方に迷っているなら、在宅ワークがおすすめです。
じっくり一生もののスキルを身につけたいという方は、在宅ワークが向いていますよ。
在宅ワークの成功への鍵は、次の3つです。
- 自己管理の徹底ができるか
- モチベーション維持しながら地道に続けられるか
- 作業時間をどのようにつくっていくか
今一度、あなたの働き方を見直すきっかけになれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。