みなさんこんにちは!みゅんです。
先日友人とお茶をしているときに、隣のテーブルで学生さん達がこんな興味深い話をしていました。
「ブラインドタッチできないやつって多いって聞いたけど、就活には必要かな?」
「ブラインドタッチできないやつって、実際どの位いるんだろう?」
「そもそもブラインドタッチって、できる意味あるのかな?早く打てればいいんじゃないの?」
ブラインドタッチ(タッチタイピング)に思わず耳が反応しちゃいました(苦笑)
「できないやつ」って……少し乱暴な言葉ですが、インパクトがあるので今回は学生さん達の疑問をそのままの表現で使いますね(汗)
ネットで検索するとマイナビの調査で、ブラインドタッチが「できないやつ」は6割いると出てきます。
そこでこの記事では「ブラインドタッチできないやつ」がどの位の割合でいるのか、私も気になったので実情を調べてみました!
- 「ブラインドタッチできないやつ」の割合
- ブラインドタッチは必要ない説は本当なのか?
- ブラインドタッチ習得のコツ3つ
今回は特別に、私が所属しているライター集団SNTのデータも公開しちゃいます!
ブラインドタッチが必要ない説についてもお伝えしますので、ブラインドタッチについて悩まれている方は、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
きっと、あなたのお悩み解決へのヒントがありますよ!
ブラインドタッチできないやつの割合は?
ブラインドタッチができない割合について実際はどうなのか、見ていきましょう。
2017年にマイナビで、社会人男女211人にブラインドタッチについて調査した結果がこちらです。
Qあなたはキーボードを見ずに文字を入力する、ブラインドタッチができますか?
はい 78人(37.0%)
引用:マイナビ
いいえ 133人(63%)
確かにマイナビの結果を見ると、できない割合は6割と出ていました。
しかし、調査の条件が異なれば、違う結果が出る可能性もありますよね。
そこで、ブラインドタッチに関するアンケートを調査しました!
今回は、ブラインドタッチの実態調査をしていたサイト2つと、Twitter・私が所属するSNTのデータ、合計4カ所のアンケートを記事でまとめています。
- ネット調査スマートアンサー
- LINEリサーチ
- SNTでの独自調査
調査によって異なる結果が出たのか、気になるところですよね!
それでは、一つずつ見ていきましょう。
スマートアンサーのブラインドタッチに関する調査
スマートアンサーでは、2018年に20代~50代以上の男女22,002人を対象にパソコン利用に関する調査が行われました。
その中の質問で、ブランドタッチを調査したアンケートがありました。
結果をもとに、グラフを作成しましたのでご覧ください。
今回は、ブラインドタッチが「できない」と答えた割合の多かった50代以上と、反対に少なかった30代の2つとりあげました。
まずは「できない」と答えた割合が多かった50代から見ていきましょう。
「できない」割合が多い50代以上
「ブラインドタッチができない」と回答した男女は約半数の50%でした。
一方「ブラインドタッチができる」と回答したのは約14~15%、「だいたいできる」が約20~30%占めていることが分かりましたね。
続いて、「できない」と答えた割合の少なかった30代です。
「できない」割合が少ない30代
ブラインドタッチができないと答えた30代の男女は、約30%でした。
一方30代と50代、どちらの調査でも「だいたいできる」と回答した方が50代では20%、30代では40%いました。
「だいたいできる」を含めますと、50代でブラインドタッチができる割合は全体の約4割なのに対し、30代は約6割を超えていることが分かります。
その理由の1つが「家庭のパソコンの普及率」であると考えられます。
パソコンが一般に普及したのが約30年前の1995年。
パソコンと共に成長してきた30代は、ブラインドタッチができる割合が高いのがわかりますね!
30代は、子どもの頃からパソコンが家にあった年代です。
家庭でパソコンに触れる機会が多いため、ブラインドタッチができる割合が高いのかもしれませんね。
LINEリサーチのブラインドタッチに関する調査
続いては、LINEリサーチで行ったブラインドタッチの調査結果を見ていきましょう。
LINEリサーチは2021年に、日本全国の高校1年生~3年生男女1050人を対象に調査しています。
調査結果を見てみたところ、パソコンでの作業は「キーボードを見ながら操作している」という回答は67%~76%に対し、ブラインドタッチで操作していると回答した高校生は、17%~26%でした。
デジタルに強いイメージがある高校生ですが「ブラインドタッチできないやつ」の割合は高いという結果になりましたね。
なぜ、高校生はブラインドタッチ率が大人より低い割合になってしまったのでしょうか?
理由として、高校生は日常的にパソコンを使う頻度が少ないことが挙げられます。
LINEリサーチの調査内では、パソコンを使う目的として「動画を見るため」が最も多く、ブラインドタッチが必要となる「宿題や課題提出など書く」では、全体の約4割という結果に。
そのため、まだブラインドタッチができないと回答する人が多かったのでしょう。
高校生のデジタルツールはスマートフォンが主流です。
パソコンで文字入力する機会が少ないと、ブラインドタッチを意識しませんよね……
TwitterとSNTでのブラインドタッチに関する独自調査
次は、TwitterとSNT所属メンバーのアンケートを見ていきましょう。
TwitterとSNTのアンケートの対象は、日常的にパソコンを使っているWebライターになります。
まずは、Twitterでのアンケート結果を見ていきましょう。
Twitterの結果
Twitterで「Webライターさんは、ブラインドタッチできますか?」と質問を投げかけたところ、65人の方が協力してくれました!(ありがとうございます♪)
Twitterでの回答結果では、4割弱の方が「ブラインドタッチができない」と答えていました。
Webライターさんでも、ブラインドタッチができないと回答された方が約4割いました。
必ずしもWebライター=ブラインドタッチができるということではないみたいですね!
つづいては、SNT所属メンバーのブラインドタッチに関する結果です。
SNT所属メンバーは女性のみで20~50代の方が対象でした。
今回は、38名の回答がありましたので見ていきましょう!
SNTの結果
SNT内のアンケートでは、「ブラインドタッチができる割合」は、なんと8割を超えていました!
これは驚きですよね!
SNTのメンバーは、ほとんどの人がWebライター初心者で入ってきます。
なのでブラインドタッチができる割合が高くて、とても驚きました!
ブラインドタッチができると回答した方に話を聞いてみたところ、もともとブラインドタッチができた人もいれば、ライターを始めてから必要性を感じて身につけた人もいました。
ちなみに、ブラインドタッチの必要性を聞いた結果がこちらです。
偶然にも数値的には同じでしたが、ブラインドタッチの必要性を感じると回答された方が多くいることが分かりましたね!
ですが、内訳で「どちらともいえない」との答えは、双方に見られました。
私は小・中学生のころタイピングゲームにはまり、できるようになりました。
ブラインドタッチができるのは、仕事上とっても役立っていますよ♪
ここまで、「スマートアンサー」「LINEリサーチの調査」と、「Twitter」「SNT」での独自のアンケートの結果を見てきました。
SNT以外の結果を総合的に見ると、「ブラインドタッチできないやつ」の割合は4~6割いることがわかりましたね。
私の印象では、パソコンを日常で使用している人は、ブラインドタッチができる割合が高いと感じました!
ただ、パソコンが普及している割に、ブラインドタッチができると回答した人の割合は低いなと思いました。
ブラインドタッチは必要ない説は本当?
前章で「ブラインドタッチできないやつ」の割合をお伝えしました。
ブラインドタッチの必要性を感じている人が多くみられましたが、アンケートの中では「ブラインドタッチに必要性を感じない」という意見もありました。
はたして、本当にブラインドタッチは必要ないのでしょうか?
次は、ブラインドタッチの必要性について深く掘り下げてみていきましょう。
「ブラインドタッチの必要性を感じない」派の理由は、主に2つありました。
- 仕事でパソコンをあまり利用しない
- 自己流でも早く打てる
確かに仕事でパソコンを使わない方や、自己流でも早く打てる場合はブラインドタッチの必要性を感じないですよね。
しかし、ブラインドタッチができないで仕事をしたところ、「自己流で早く打てるが、間違いが多い」「パソコンを使わない仕事を選んだが、部署が変わって必要になった」という話も聞いたことがありました。
そうなると、ブラインドタッチ必要ない説は、全てにあてはまるとは言えませんよね。
【ブラインドタッチできないやつ】困ることは?
次は、ブラインドタッチができずに困ることはなにか、4つ紹介しますね。
- 仕事の幅が狭まる
- 作業効率が悪い
- 肩や首に負担がかかり疲れやすい
- 肩身が狭い
一つずつ説明しますね。
仕事の幅が狭まる
まず、ブラインドタッチができずに困ることは、仕事の幅が狭まることです。
オフィスワークの事務職の場合、パソコン作業が必須です。
また、営業職も書類作成ではパソコンを使いますよね。
一方、ショップ店員や飲食店などの接客業や、工場勤務・警備員・清掃業などの仕事では、比較的パソコンを使いません。
ですが、これらの職業でも役職が付いてくると管理業務でパソコン作業が出てきます。
ブラインドタッチができること(パソコン作業がスムーズに行えること)によって、仕事内容の選択が大幅に広がります。
ブラインドタッチができないことによって、より上の役職に声がかかっても、制限がかかってしまうのは悔しいですよね。
ですので、パソコン業務がある会社ならブラインドタッチを身につけておいた方が良いといえるでしょう。
作業効率が悪い
ブラインドタッチができないと、正直できる人と比べて作業効率が悪くなってしまいます。
ブラインドタッチせずに文字入力する工程がこちらです。
- 入力する資料を見る
- キーを確認しながら文字を打つ
- パソコンのモニターを見る
この3つの作業を繰り返します。
ブラインドタッチができれば、「②キーの確認」作業がなくなるので、その分の作業効率があげられますよね。
作業がはかどると仕事が進みますし、段取りや次の作業に移る際にも余裕が生まれます。
肩や首に負担がかかり疲れやすい
ブラインドタッチができないと、肩や首に長時間負担がかかり、疲れやすくなる可能性もあります。
理由は、キーとモニターへ目線の移動が多くなるためです。
ブラインドタッチができないと、下向きでの作業が増えます。
上下に目線が変わることにより、肩や首に負担がかかり疲れやすくなってしまうのです。
一方、ブラインドタッチができると、目線をモニターから外さず作業が進められるので、無駄な動きが少なくなります。
肩身が狭い
働く場所や環境によっては、ブラインドタッチができないと肩身が狭く感じるかもしれません。
理由は、ブラインドタッチができない人はできる人と比べると、作業効率の悪さから仕事を処理するスピードが落ちるため。
場合によっては、作業効率が悪いことで仕事の評価が低くなることもありえます。
また、ブラインドタッチができない人の多くはパソコン作業が苦手なため、仕事に自信をなくしがちです。
自分自身の自己肯定感を上げるためにも、ブラインドタッチを身につけておくことでパソコン作業への苦手意識を少なくすることができます。
仕事内容によってパソコンを使用する頻度は異なるので、ブラインドタッチの必要性は変わってきます。
ですが、オフィスワークではもちろん、書類提出の際にパソコンを使用する企業が多いのは事実ですよね。
パソコン業務が多い職場では、ブラインドタッチを身につけておいた方が得策といえるでしょう。
今後も仕事をスムーズに進めるためには、ブラインドタッチを身につけて損はないですね!
【ブラインドタッチできないやつ】身に付かない理由は?
では、そもそもなぜブラインドタッチが身に付かないのでしょうか?
主な理由は3つあると考えられます。
- 自己流が抜けない
- ホームポジションがとれていない
- 指が動かない
1つずつ解説していきますね!
自己流が抜けない
なぜ自己流が抜けないのでしょうか?
それは、自己流でもキーがどこにあるのか理解していれば、打つ速度は上がるからです。
自己流の癖がついていると直すのに時間がかかります。
自己流の打ち方を直すのが面倒になり、結局そのままで満足してしまうのです。
自己流でもタイピングができていれば問題はありません。
しかし、自己流ではミスタッチが多いので、打ち間違いを消しながら作業しているため作業効率が悪くなってしまいます。
ホームポジションがとれていない
次は、ホームポジションがとれていないことが原因に挙げられます。
ブラインドタッチをするには、指をホームポジションにセットしなければなりません。
つまり、ブラインドタッチにはルールがあり、打つキーにより使用する指の決まりがあるのです。
上の図に従ってそれぞれ指を置くのが、ホームポジションです。
ブラインドタッチでは、このホームポジションから文字入力し、文字を打った後もこのホームポジションへ指を必ず戻します。
ホームポジションがとれていないと、指が決まっているキーを押せません。
ホームポジションなしには、ブラインドタッチは決して身につかないのです。
指が動かない
指が硬くて思うように動かないのも、ブラインドタッチが身に付かない理由です。
ブラインドタッチは親指から小指、すべての指を使用します。
10本の指が担当のキーを正しく打つことで、ミスなく入力できるのです。
ホームポジションから離れたキーを打つとき、指が硬くて動かないという人は手首の動きを意識してみると良いでしょう。
指がスムーズに動かなくても、手首が柔軟であれば目的のキーの位置に指を持っていけますよ!
ブラインドタッチ習得のコツ3選
では、ブラインドタッチはどうすれば身に付くのでしょうか。
次は、ブラインドタッチを習得するコツを、簡単に3つご紹介します。
- ホームポジションを意識する
- タッチキーを見ずに打つ
- スピードより正確性を重視
一つずつ説明しますね。
ホームポジションを意識する
まずは、ホームポジションを意識することです。
ホームポジションを身につけることが、ブラインドタッチ習得には必須です。
このポジションをとらないと、指の位置がずれるのでミスタッチにつながります。
文字を打った後は、必ずホームポジションに指を戻しましょう!
タッチキーを見ずに打つ
指先の感覚を覚えるためには、タッチキーを見ない癖付けも大事です。
すでにパソコンを使用している方は、下を見る癖がついていますよね。
ですが、ここはグッと我慢してパソコンのモニターを見ましょう。
ホームポジションを意識し、指を伸ばす範囲の感覚を体に覚えさせるのが重要ですよ!
スピードより正確性を重視
「ブラインドタッチ=スピード」と思われがちですが、その考えは間違いです。
なぜなら「正確に文字入力できること」が、ブラインドタッチの本質だからです!
ブラインドタッチでミスなく文字入力できる理由は、それぞれの指が担当のキーを打つため。
早く打てていても正確性に欠けては、ブラインドタッチができるとは言えません。
まずは指の感覚を覚え、正確に打つことを優先させましょう!
キーを見ずに正確に打てるようになってから早く打つ練習をした方が、効率的にスピードを伸ばせますよ。
ブラインドタッチを攻略するコツと習得方法を、こちらの記事ではさらに詳しく説明しています。
ぜひ目を通してくださいね!
ここで、私が所属するWebライター集団SNTメンバーのアドバイスや意見をご紹介します♪
ブラインドタッチは、キーボードが違うと打ち間違いもあるので、自分に合ったキーボードを使う。
ノートPCの方もキーボードを繋ぐとグッと楽になると思います。
【SNTメンバー:Sさん】
ブラインドタッチは簡単な訓練で習得できると思います。
PCを使っていくうえで、自信にもなると思います。
今ブラインドタッチができない方は少し時間をかけて訓練していくだけで、長い目でみて時間の節約になるのではと思いました。
【SNTメンバー:Yさん】
毎日5分でもコツコツ練習あるのみです!
【SNTメンバー:Tさん】
絶対に習得しておくべき。作業効率が違います。ある時期に棍詰めてやれば、自分のものになります!
【SNTメンバー:Kさん】
ブラインドタッチは毎日の簡単な練習で身につくことがわかりますね。
諦めずに、続けてみましょう!
【ブラインドタッチできないやつ】くじけずに練習を!
今回は冒頭の学生さんの「ブラインドタッチできないやつの割合」や「必要性がないのは本当か?」という疑問を、調査サイト2つとTwitter・SNTのデータでお伝えしました。
この記事のまとめです。
- 「ブラインドタッチできないやつ」の割合は4~6割
- 職種によって必要性は異なるが、身につけて損はない
ブラインドタッチできずに困ることは以下です。
- 仕事の幅が狭まる
- 作業効率が悪い
- 肩や首に負担がかかり疲れやすい
- 肩身が狭い
次に、ブラインドタッチができない理由もお伝えしました。
- 自己流が抜けない
- ホームポジションがとれていない
- 指が動かない
最後は、ブラインドタッチ習得のコツをもう一度おさらいしましょう!
- ホームポジションを意識する
- タッチキーを見ずに打つ
- スピードより正確性を重視
はじめは誰もが初心者で、ブラインドタッチができなかったはずです。
しかし、ブラインドタッチは、コツを覚えて毎日コツコツ慣れていくことで習得できます!
「継続は力なり」
ぜひ、くじけずに練習して「ブラインドタッチできないやつ・できない自分」を卒業しましょう!
陰ながら応援しています!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。