パソコンを使っている方なら、耳にしたことがある「ブラインドタッチ(タッチタイピング)」。
手元を見ることなく、キーボードをうち、正確に入力するスキルです。
この「ブラインドタッチ」あなたは出来ますか?
そもそも、世の中全般でどのくらいの人ができるんでしょう?
みんな、結構できるんじゃないですか?
また、ブラインドタッチが出来るメリットとはなんでしょう?
ブラインドタッチは、就職や転職に有利って聞いたことあるけど、本当なのかしら?
副業を始めたいんだけど、ブラインドタッチは必要かしら?
今回は、ブラインドタッチが出来る人の割合から、ブラインドタッチが出来ることのメリット、ブラインドタッチが出来ると就職や転職、副業にどのように有利なのか、そんな疑問にもお答えします!
- 年代別でブラインドタッチが出来る人の割合
- ブラインドタッチが出来るメリット
- ブラインドタッチは誰でも習得できる?
この記事を読み終わったころには、「ブラインドタッチができる人になりたいと思うこと間違いなし」です。
【年代別】ブラインドタッチができる割合は?
まずは、世の中全般で、ブランドタッチができる人はどのくらいの割合なのかを見てみましょう。
学生に向けて社会人準備情報を発信している「マイナビ学生の窓口フレッシャーズ」によると、「社会人の4割」の人はブラインドタッチができるという調査結果でした。(2017年社会人男女211人・男性99人・女性108人を対象に調査)
Q.あなたはキーボードを見ずに文字を入力する、ブラインドタッチができますか?
はい 78人(37.0%)
いいえ 133人(63.0%)
引用:「マイナビ学生の窓口フレッシャーズ」
さっそく、年代別でブラインドタッチが出来る人の割合を見ていきましょう。
【年代別】ブラインドタッチが出来る人の割合
ブラインドタッチができる人の割合は、社会人と社会人未経験の大学生でどのように違うのでしょうか?
「スマートアンサー」によると、以下の様な結果でした。
なお、今回はスマートアンサーのアンケートデータを元に、年代別で「ブラインドタッチができる」「ブラインドタッチがほぼできる」と答えた人の合計を「ブラインドタッチができる割合」として算出して、表を作成しています。
結果を見て分かるように、社会人の中でも20代30代は男女ともに60%を超える結果となりました。
その一方で、社会人の中で50代以上は男性43.2%、女性38.5%と最も低く、これについで40代が男性56.1%、女性58%の結果に。
社会人未経験の大学生は、男性54.9%、女性57.7%と40代とあまり変わらない結果となりました。
やはり、社会人になってパソコンを使う頻度が多くなった20代や、パソコンでの作業が慣例化している30代はブラインドタッチが出来る人の割合が高いようです。
50代以上や40代、大学生はブラインドタッチができる人の割合が少なくなっています。
その理由は何なのか年代別にみていきましょう。
【年代別】ブラインドタッチができない理由は?
50代以上の世代では、社会に出たときにまだまだパソコンが普及しておらず、書類は手書きが主流でした。
このため、若い時からパソコンに慣れることができなかったという事情があります。
40代も、今ほどパソコンが普及していなかったため、若いころから慣れることが難しかった世代です。
一方の大学生の世代はスマホやタブレットが普及しており、わざわざパソコンを使用しなくても、スマホやタブレットで用が済む世代。
このため、フリック入力はとても速いのに、パソコンのキーボードになると入力に手間取るという現象が起きています。
このような背景もあって、40代や50代以上の方は「いまさらブラインドタッチを覚えても」「忙しくてそんなことに時間が取れない」、大学生は「わざわざパソコン使うの面倒」と、パソコンからもブラインドタッチからも遠ざかり気味です。
では、このようなパソコンを使う機会が比較的少ない人は、パソコンでの作業が増えた場合に、どんなことで「つまずく」のでしょうか?
実は、この「つまずくポイント」は、ブラインドタッチができないことと大きく関係しています。
次は「つまずくポイント」と「ブラインドタッチができない人の特徴」を見ていきましょう。
【年代共通】ブラインドタッチができない人の特徴は?
パソコンを使う機会が比較的少ない人が、パソコン作業でつまずくのは以下の様なポイントです。
- 日本語をローマ字変換することに慣れていない
- キーボードの配列が分からないので入力に時間が掛かる
- 入力ミスが多いのでやり直しが増える
実は、このポイント、下にまとめた「ブラインドタッチができない人の特徴」とほぼ共通しているのです。
- 日本語のローマ字変換に慣れていない
- キーボードの位置を目で確認している
- 手の位置を意識していない
- 自己流で打っている
つまり、ブラインドタッチができればパソコン作業が増えたときに、作業に「つまずくリスク」が減ります。
あなたにも、思い当たるポイントは、ありませんか?
実は、自己流で打っていても速い方はたくさんいます。
でも、ご自分のブラインドタッチスキルを見直してみて、損はないと思いますよ。
ブラインドタッチができると、パソコン作業につまずきづらいことは分かりました。
でも、それだけで「ブラインドタッチ」が必要とは思えませんよね?
そこで、次は「ブラインドタッチができるメリット」をお伝えします。
ブラインドタッチができるメリットは?
ブラインドタッチができるメリットを「年代共通」「年代別」に分けて解説します。
【年代共通】ブラインドタッチができるメリット
まずは、年代に共通していいる「ブラインドタッチができるメリット」は、以下の2つです。
- 仕事のスピードアップ
- 疲れにくい
ブラインドタッチが出来る一番のメリットは、なんといっても「仕事のスピードアップ」。
ブラインドタッチができれば、同じ時間内に多くの文字を入力出来て、間違いも少なくなるので処理できる仕事量がグッと増えますよね。
もうひとつの大きなメリットは「疲れにくい」ことです。
ブラインドタッチが出来ると、視線がディスプレイとキーボードの間を行ったり来たりしなくて済むので、首や肩への負担が減ります。
また、正しい位置でタイピングをすると、手を無駄に動かす必要もなく手への負担も減らせます。
結果的に腱鞘炎や肩こりになりにくいのです。
さらには効率的に作業が進むので、イライラすることもなく、メンタル面にも好影響といいことづくめ。
【年代別】ブラインドタッチができるメリット
続いて、年代による「ブラインドタッチができるメリット」をブラインドタッチが出来る割合が低かった「40代・50代以上」と「大学生」に分けてお伝えします。
40代・50代以上の方にとってのメリット
40代・50代以上の方にとって、ブラインドタッチはメリットがあります。
なぜなら、定年後や子育てが終わったあとの仕事として「パソコンでの仕事」はとてもおすすめだからです!
◆40代・50代以上の方にパソコンでの仕事をおすすめする理由
定年後や子育てが終わって、仕事を探す時、こんなお悩みありませんか?
- 自分のペースで仕事をしたい
- できれば自宅で仕事がしたい
- 以前のようにバリバリ働けない
- 人間関係で悩みたくない
- 老後の資金のためにも副業がしたい
- 仕事をしたいが身体がついていけるかどうか心配
パソコンでの仕事ができると、在宅できる仕事がグッと増えます。
パソコンでの仕事は、大きく継続して依頼されるパターンと単発で依頼されるパターンの2種類に分けられます。
そこで、パソコンでの仕事のパターンとお悩みへのおすすめ度を表にしてみました。
在宅でできる 仕事 | 継続での仕事 | 単発での仕事 | |
自分のペースで仕事をしたい | |||
できれば自宅で仕事がしたい | |||
以前のようにバリバリ働けない | |||
人間関係で悩みたくない | |||
老後の資金のためにも副業がしたい | |||
仕事をしたいが身体がついていけるかどうか心配 |
おすすめ度は、◎>○>△です。
こうしてみると、パソコンでの仕事は、さきほどのお悩みをクリアできるのが分かりますね。
継続して依頼される仕事でも、相手先との協議でペースコントロールできますので、自分のペースで仕事をしたい方や体力に自信が無い方でも大丈夫。
仕事の合間に副業をしたい方も、単発で依頼される仕事であれば、時間の調整がしやすいのでおすすめです。
人間関係で悩みたくない方、定年後や子育てが終わって新たに仕事を始めたい方も、パソコンでの仕事であれば、自宅での仕事ができますね。
単発の仕事を受注すれば、マイペースでの仕事ができます。
継続の仕事を受注できればある程度の安定した収入と、社会に必要とされているという実感も手に入りますよ。
もちろん、出社して仕事をしたい方でもブラインドタッチができるというのは、かなりの強みになります。
つまり、40代・50代以上の方の仕事として「パソコンでの仕事」はとてもおすすめです!
「パソコンでの仕事」をするなら、やはり「パソコンスキル」は必要です。
パソコンスキルと言ってもいろいろありますが、何といっても基本中の基本、タイピングができないと作業が進みません。
◆タイピングスキルの目安
パソコンの基本であるタイピングスキルですが、仕事では、どのくらいの速さが求められるのでしょうか。
職業に応じて必要なタイピングの速度の目安を商工会議所検定の「ビジネスキーボード検定」で見ていきましょう。
この検定では、ビジネス上の実務で必要とされるタイピングのレベルをCランク以上、1分間に日本語40~59文字としています。
このCランク以上は、ブラインドタッチを習得していると取得するのはさほど難しいことではありません。
つまり、「ブラインドタッチ」を習得することはこの年代の方の再就職や転職に有利です。
さらに「在宅でできる仕事を探している方」や「副業を始めたい方」にも有利だといえます。
◆在宅でできる「パソコンでの仕事」の具体例
ここで「在宅でできる『パソコンでの仕事』の具体例」を見てみましょう。
例えば「在宅 仕事 タイピング」などで検索してみると、「人材派遣会社」からの業務委託やアルバイトなどの仕事がヒットします。
「クラウドソーシング」などのサイトにもデータ入力や、文章入力の業務の募集が多くあります。
これらの仕事は、出来高での支払いとなるケースが多いため早く仕上げれれば、それだけ効率がいいですよね。
「在宅での仕事」や「副業」を探している方にも「ブラインドタッチ」は大きなメリットになります。
もし、文章を書いたり調べものをするのが好きな方なら、
私が副業でやっているwebライターの仕事も視野に入れてくださいね。
大学生にとってのメリット
就職を控えた大学生にとってもブラインドタッチには以下のようなメリットがあります。
- 就職後の業務であわてなくてすむ
- 面接での印象アップ
- 資格の受験に有利
◆就職後の業務であわてなくてすむ
ビジネス上の実務で必要とされるタイピングのレベルは、Cランク以上が好ましいとされています。
これを就職前にマスターしておけば、仕事に就いたあとで、入力が遅くてあわてることがなくなります。
例えば、お客様との打ち合わせには、パソコン入力しながら、お客様とアイコンタクトをとることが大切です。
そんなときに、手元ばかり見ているとお相手も「この人、ちゃんと話きいてるのかな?」と思ってしまう可能性も。
さらに入力ミスがあれば、あとになって致命的なミスになりかねません。
ブラインドタッチが出来れば、このようなリスクを大きく減らすことができますよね。
◆面接での印象アップ
就職面接の時に「パソコンスキル」を聞かれることがあります。
もちろん、オフィスで使うWordソフトやGoogleスプレッドシートなどのツールが使えるのは好ましいことです。
これと合わせ技でブラインドタッチを習得していることをアピールすると、面接官の印象もよくなります。
特に入力する機会が多く、個人情報も取り扱うIT企業や不動産会社などでは、「ブラインドタッチ」を研修に取り入れている会社もあります。
それほどブラインドタッチのスキルはとても有利で、パソコンスキルが求められる企業に就職したいならブラインドタッチは必須といえます。
◆資格の受験に有利
近年、注目されている「英検S-CBT」は、パソコンを使って受検する英語検定です。
各種検定をパソコンでおこなう流れは今後も加速すると思われます。
就職やキャリアアップに有利な資格の受験がパソコンでおこなわれるようになると、入力が早くて間違いが少ないブラインドタッチは大きなメリットです。
このように、大学生の就職にブラインドタッチは有利なスキルになります。
学生で時間の余裕がある間に「ブラインドタッチ」を習得しちゃいましょう!
ブラインドタッチを出来る割合が高い20代や30代の方も、同じような経験があるかもしれません。
20代や30代のあなたも、ぜひご自分のブラインドタッチスキルを見直してみて下さいね。
このように再就職や転職にメリットがたくさんある「ブラインドタッチ」。
次は「ブラインドタッチは誰でも習得できる?」そんな疑問にお答えします。
ブラインドタッチは誰でも習得できる?
ずばり、「ブラインドタッチは誰でも習得できます」!
私は学生の頃、タイピングゲームやパソコンでのメールで、ブラインドタッチをマスターしました。
そしてブラインドタッチのスキルは、今のライターのお仕事にとても役立っています。
ここでは、「ブラインドタッチの習得期間の目安」と「ブラインドタッチを習得するコツ」とについて解説します。
ブラインドタッチの習得期間
みなさんのリアルな声をお聞きしたいと思い、パソコンをよく使うWebライターさんを対象にTwitterでアンケートをとってみました。
その結果がこちらです。
1ヶ月で習得した方が40%と一番多い結果になりました。
3ヶ月までの累計は75%で、大多数の方が習得できたことが分かります。
つまり「ブラインドタッチ」は、「3ヶ月あれば、習得できる!」のです。
3ヶ月なら私も家事の合間にがんばれそうだわ!
速い人なら1ヶ月!就職前にマスターできそう!!
そうなんです!
ブラインドタッチはマスターするのにそこまで時間がかからないんですよ。
具体的な期間が分かると、やる気になりますよね!
「ブラインドタッチ」をマスターしようという気になったあなたに、次は「ブラインドタッチを習得するコツ」をお伝えします。
ブラインドタッチを習得するコツ
ブラインドタッチを習得するコツは以下の4つです。
- ローマ字変換に慣れる
- 指のホームポジションと各指の担当地域を覚える
- 短文入力の練習をする
- 手元を見ない
- 1.ローマ字変換に慣れる
-
母音である「アイウエオ」や母音と子音の組み合わせである「カキクケコ…」の清音や「バビブベボ…」の濁音などは打ちやすい文字です。
ローマ字変換に慣れないうちは、「拗音」と「特殊音」につまずく人が多くみられます。
「拗音」とは「カタカナ英語」によく使われる「キャ」「ショ」「ニュ」で、「特殊音」とは「ディ、グァ、ウィ」などです。
これらの文字は特につまずきやすいので、重点的に練習してローマ字変換に慣れましょう。
- 2.指のホームポジションと各指の担当地域を覚える
-
ブラインドタッチで最も重要なことは、「指のホームポジションと各指の担当地域を覚える」ことです。
「指のホームポジション」を覚えるには以下の手順で指を置きます。
ホームポジションに指を置く方法- 「F」のキーに「左手の人差し指」、「J」のキーに「右手の人差し指」を置きます。(このとき、それぞれの指にキー表面のポチっとした突起が触れるので位置を確認できます)
- 残りの指を横並びのキーにそれぞれ置きます。
「指のホームポジション」は、両手の人差し指の位置さえ決めれば、自然に指を置いた位置です。
次に「各指の担当地域」についてお話しします。
「指の担当キー」は「指のホームポジション」に置いた状態で各指を斜め方向に動かした範囲になっています。
指をあまり動かさなくてもタイピングできるので、とても合理的です。
- 3.短文入力の練習をする
-
いきなり長文を入力するよりも、まずは短文入力の練習をしましょう。
短文入力を積み重ねることで、長文になっても、一度に入力するべき長さが自然に身につきます。
- 4.手元を見ない
-
最後のポイントは「手元を見ない」です。
これでつまずく方も多くいます。
意識して手元を見ないようにしても見てしまいますよね。
練習サイトの中には「自然に手元を見ないで打てる」ように工夫されているものがありますので、ぜひ、活用してくださいね。
ブラインドタッチを習得するコツを実践する場としては、タイピングの「無料練習サイト」がおすすめです。
「無料サイト」については「【初心者最適】ブラインドタッチの練習方法はこの5つでOK!【有名無料5サイトを厳選紹介】」で紹介しているのでチェックしてくださいね。
サイトによっていろいろな特色がありますよ。
この中でも「無料タイピング練習サイト『ひよこ』」は結構おすすめです。
『ひよこ』のおすすめポイントなどを「ブラインドタッチ練習サイト「ひよこ」|現役プロライターが徹底検証&使い方教えます」で紹介しています。
よかったらこちらも見てくださいね。
「ブラインドタッチを習得するコツ」を押さえて、無料の「タイピング練習サイト」で練習すれば、3ヶ月、もしかしたら1ヶ月でブラインドタッチをマスターできちゃいます!
しかもお金もかかりません!!
就職を控えている大学生のあなた、再就職、副業やご自宅でのお仕事を検討されているあなた、「ブラインドタッチ」に挑戦しないのは「ずばり、損」です。
ブラインドタッチを習得してスキルアップしよう!
ブラインドタッチが出来る人の年代別の割合から、年代別にブラインドタッチが出来ない理由、ブラインドタッチが出来るメリットを見てきました。
- 年代別でブラインドタッチが出来る人の割合
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- 20代、30代は6割以上の人が出来る。
- 50代以上が最も少なく、次に40代、3番目に少ないのが大学生。
- ブラインドタッチが出来るメリット
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- 年代共通「仕事のスピードアップ」と「疲れにくい」
- 50代以上・40代「再就職や在宅での仕事・副業で有利」
- 大学生「就職面接や就職後の実務に役立つ」「コンピューターでの資格検定に有利」
- ブラインドタッチは誰でも習得できる?
-
- 誰でもマスターできる!
- 習得期間は3ヶ月程度、早ければ1ヶ月
- ブラインドタッチを習得するコツ4つを押さえて練習すればいい
ブラインドタッチは、決して難しいものではありません。
あなたが思っている以上に短期間での習得が可能ですよ。
これを機会に、ぜひ「ブラインドタッチを習得してスキルアップ」しましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。